東芝問題、日米でしっかりと情報交換進めていく=菅官房長官

2017年 03月 17日 金曜日 17:30 JST

Reuters

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[東京 17日 ロイター] - 菅義偉官房長官は17日午後の会見で、東芝 <6502.T>の経営問題について、「世耕弘成経済産業省がロス米商務長官らと会談し、両国間でしっかりと情報交換を進めていくことになった。まずそこから始まるだろう」と語った。

一部報道で米政府側が東芝の米原子力子会社ウエスチングハウス(WH)の破産手続きに反対していると伝えられたことについては「承知していない」と述べた。

菅官房長官は東芝問題に関する世耕経産相とロス商務長官らとの会談に関して「米国からは米国で原発建設を進めるWHの親会社である東芝の財政的安定性は重要だと言及があったと聞いている」と述べた。

また東芝の半導体子会社売却に関して、技術流出のおそれがあるとの指摘には「東芝の半導体事業はグローバル的にも高い競争力を持っている。四日市工場は1万人を超える雇用を創出するなど、わが国の雇用維持の観点からも重要だ。フラッシュメモリーは情報セキュリティの観点からも重要性がこれから増してくる」としたうえで、「このような観点も十分考慮したうえで、まずは会社においてしっかり判断いただきたい。政府としてしっかり注視していきたい」と述べた。

政府が東京電力の数土文夫会長の後任に日立の川村隆名誉会長の就任を打診したとの報道については 「東京電力が決めることだ。政府としては承知していない」と語った。

(石田仁志)