海外投資家のユーロ圏債券取引、昨年は売り越し 1999年以来初

2017年 03月 21日 火曜日 06:56 JST

Reuters

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[フランクフルト 20日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が20日公表したデータによると、海外投資家によるユーロ圏債券取引は、ユーロが導入された1999年以降で初めて売り越しとなった。

一方、欧州連合(EU)崩壊の懸念が強まる中、国内投資家は超低金利が続くユーロ圏から資金を海外に振り向けた。

投資家はECBの債券買い入れプログラムに乗じて、ユーロ圏内でより高いリターンを求める代わりにユーロ圏債券を売却していたとみられる。

昨年の海外投資家によるユーロ圏債券の売り越し額は1920億ユーロで、大半が国債と銀行債。また、ユーロ圏株式の買い越し額は前年の半分以下に減少した。

一方、国内投資家は昨年、ユーロ圏外の債券を3640億ユーロ買い越し。買い越し額は前年の過去最高をわずかに下回った。

ECBはユーロ圏の債券利回りが圏外よりも低いこと、英国のEU離脱決定とそれに伴うEU存続を巡る懸念の再燃が、資金流出の原因だと指摘した。